2015年に施行される注目の派遣法規定
2012年秋の法改正で、あまり注目されていませんが、2015年から施行される注目の規定があります。それが直接雇用みなし規定です。これは、派遣先企業が違法に派遣スタッフを雇用しており、それを違法と認知していた場合、自動的に派遣先企業と派遣労働者との間に直接雇用が成立する、という規定です。具体的には派遣法で禁止されている業務に従事させている、認可されていない派遣会社からのスタッフを受け入れている、抵触日を過ぎて働かせている、偽装請負をしている、の4つであり、且つそれを派遣先が違法と認識していることが条件です。実際にこの規定によって直接雇用となる派遣社員がどれくらい出るのかは未知数ですが、一定の違法行為の抑止力にはなると思います。